得をしたいからこそのネットバンク
振込手数料の安さの一例をあげます。
三菱UFJ銀行の場合を見てみましょう(同行のインターネットバンキングである三菱UFJダイレクトとの比較)。
最も分かりやすい<他行宛>の振込手数料は、以下のようになっています。
振込手段 | 3万円未満の場合 | 3万円以上の場合 |
同行ATMから同行カードにて振込 | 262円 | 420円 |
同行ネットバンクから振込 | 210円 | 315円 |
さて、ネットバンクの方が振込手数料がお得になるケースが多いことは、分かっていただけたのでは、と思います。
で、ここで出てくるのが、操作性をどの程度考慮するか、ということなのです。
この場合の操作性とは、ネットバンクで振込みを行なう際の振込み用の画面の操作性のことです(その画面に至るまでの操作性も含みます)。
ネットバンクから振込みを行なうには、インターネットを通じて、そのネットバンクの振込操作用の画面まで行き、そこで自分で実際に振込みの操作をしなければなりません。
この画面の使いやすさ、使いにくさを、ネットバンクを選ぶとき、どの程度考慮するかというのが問題です。
ところによっては変に使いにくい(操作しにくい)画面があったりします。そうなると、振り込むたびに、面倒くさい、いやな思いをすることになります。
<手数料が得なんだから、不便なくらい我慢する!>となるか、それとも<いくら手数料が安くても、毎回操作のたんびにイライラする、もうやってられない!>となるか、それはその人次第というわけです。
個人的には、もしあまりにストレスになるようでしたら、別のネットバンクを試してみるのもいいのでは、と思います。
ストレスが過ぎますと個人の生活に影響が出ますし、そうなると手数料の倹約と引き換えなんてことになりかねませんから……。
もちろん、操作性のよいところの方が多いのですが、相性というものもあることですし、念のため。
「いいって聞くから、とりあえずどこかネットバンクに入ろうか」というのはあまり賢いやり方とはいえません。
せっかく新規に始めるからには、なにか得があった方がいいに決まっています。なんとなく選んだのでは、それなりのメリットしか得られません。
ネットバンクの分かりやすい得としては、振込手数料の安さがあげられます。ネットバンクにもよりますが、無料だったり格安だったり、それは大したものです。
頻繁に振込みを行なう人は、ぜひネットバンクの利用を検討してみてください。