近年、投資の有力な選択肢として注目が集まっている外貨預金。 この外貨預金をやるにもネットバンクは便利なのですが、まずは、そもそも外貨預金とはどういうもので、なぜ投資として注目されているのか、というところからお話しましょう。 外貨預金とは、日本のお金(=円)以外のお金で預金をすることです。 そのお金というのは、米ドルだったり、ユーロだったり、豪ドルだったり、スイスフランだったりしますが、とにかく、外国の貨幣で預金を行なうことを外貨預金というわけです。 では、その外貨預金がなぜ、投資の手段として評価されているのか。 それはやはり、お金が儲かるということです。 初めに申し上げておきますが、外貨預金だからかならず儲かる、といったことはありません。 逆に、預金という名前であるにもかかわらず、元本割れする可能性だって大いにある、リスクのある商品だということは、分かっておきましょう。 外貨預金で儲かるパターンとしては、主に2つです。 1つは、金利の高さを利用して、利子の分だけ得をするというパターンです。 日本は今、非常な低金利ですが、外貨預金なら、日本より高金利な商品もいろいろあります。そういった商品をうまく活用して、順当に得をしよう、というものです。 ただし、外貨としては儲かっても、為替レートの変動によって、日本円に戻すときには、かえって目減りしている場合もあります。ですから、リスクが伴うのです。 2つめは、ずばり、為替レートの変動を利用して儲けよう、というものです。 たとえば、米ドルが1ドル=88円の時に米ドルで外貨預金をしたとします。それがその後の為替レートの変動によって、1ドル=91円になったとします。91円の時に日本円に戻せば、その分、得をする、というわけです。 ただし、当然のことながら、為替レートの推移が逆に行ってしまった場合には、損をするということになります。そういう意味でリスクのあるやり方だ、ということです。 また、忘れてならないのは、為替手数料を取られる、ということです。 もし金利がそれほど高くなかった場合、為替手数料を差し引くと、日本円に戻したとき、かえって損をしている場合もあります。 もうひとつ注意しておかないといけないのは、外貨預金は一般の預金とちがって、預金保険の対象外だということです。 預金保険が実際に必要となることはそうそうないとは思いますが、万一の場合の保証がないことも事実です。 ですから外貨預金を考えていらっしゃる場合には、そういったリスクを全て考えた上で決断を下されることをおすすめします。 以上のようにいろいろ書いてきましたが、外貨預金を恐れすぎることもありません。 たとえば単純に、浮いたお金で○○万円だけやってみる、という手だってあるのです。 まずは、損をしても大丈夫なお金で試してみる、という方法を個人的にはおすすめします。 (外貨預金の場合、FX等と違って、全額なくなるといった危険はまずありえませんので、そういった意味では、低リスクの商品といえます)。
近年、投資の有力な選択肢として注目が集まっている外貨預金。
この外貨預金をやるにもネットバンクは便利なのですが、まずは、そもそも外貨預金とはどういうもので、なぜ投資として注目されているのか、というところからお話しましょう。
外貨預金とは、日本のお金(=円)以外のお金で預金をすることです。
そのお金というのは、米ドルだったり、ユーロだったり、豪ドルだったり、スイスフランだったりしますが、とにかく、外国の貨幣で預金を行なうことを外貨預金というわけです。
では、その外貨預金がなぜ、投資の手段として評価されているのか。
それはやはり、お金が儲かるということです。
初めに申し上げておきますが、外貨預金だからかならず儲かる、といったことはありません。
逆に、預金という名前であるにもかかわらず、元本割れする可能性だって大いにある、リスクのある商品だということは、分かっておきましょう。
外貨預金で儲かるパターンとしては、主に2つです。
1つは、金利の高さを利用して、利子の分だけ得をするというパターンです。
日本は今、非常な低金利ですが、外貨預金なら、日本より高金利な商品もいろいろあります。そういった商品をうまく活用して、順当に得をしよう、というものです。
ただし、外貨としては儲かっても、為替レートの変動によって、日本円に戻すときには、かえって目減りしている場合もあります。ですから、リスクが伴うのです。
2つめは、ずばり、為替レートの変動を利用して儲けよう、というものです。
たとえば、米ドルが1ドル=88円の時に米ドルで外貨預金をしたとします。それがその後の為替レートの変動によって、1ドル=91円になったとします。91円の時に日本円に戻せば、その分、得をする、というわけです。
ただし、当然のことながら、為替レートの推移が逆に行ってしまった場合には、損をするということになります。そういう意味でリスクのあるやり方だ、ということです。
また、忘れてならないのは、為替手数料を取られる、ということです。
もし金利がそれほど高くなかった場合、為替手数料を差し引くと、日本円に戻したとき、かえって損をしている場合もあります。
もうひとつ注意しておかないといけないのは、外貨預金は一般の預金とちがって、預金保険の対象外だということです。
預金保険が実際に必要となることはそうそうないとは思いますが、万一の場合の保証がないことも事実です。
ですから外貨預金を考えていらっしゃる場合には、そういったリスクを全て考えた上で決断を下されることをおすすめします。
以上のようにいろいろ書いてきましたが、外貨預金を恐れすぎることもありません。
たとえば単純に、浮いたお金で○○万円だけやってみる、という手だってあるのです。
まずは、損をしても大丈夫なお金で試してみる、という方法を個人的にはおすすめします。
(外貨預金の場合、FX等と違って、全額なくなるといった危険はまずありえませんので、そういった意味では、低リスクの商品といえます)。