アクセスできないと始まらない!
次は、全てのネットバンクに当てはまるというわけではありませんが、注意していないとがっくり来るというデメリットです。
実は、ネットバンクの中には、口座を持っているだけで毎月お金がかかる、というところがあるのです。
(名目としては、口座維持手数料となります。文字通り、その口座を維持し続けていくための手数料、というわけです)。
また、ネットバンクにありがちなのですが、口座に毎月いくら残金があったら口座維持手数料は無料、みたいな方式をとっている場合もあります。
この場合には、残金等の確認をこまめにして、無料になる条件を満たしているかどうか、確認しておかねばなりません。
全てのネットバンクがこうではないのですが、すべて無料だと思い込んでいると悲しいことになる場合があるので、念のため、書かせていただきました。
(各行の具体的な口座維持手数料に関しては、当サイトの<ネットバンク一覧>のそれぞれの項を確認していただければと思います)。
ネット専業銀行の場合、そのネットバンクに口座を開くより先に、まずチェックしておきたいのが、利用可能なATMについてです。
実はネット専業銀行の場合、自前のATMはありません。 しかし、ATMがないと、現金の入出金ができませんよね?
そこでネット専業銀行はどうしているかというと、他の銀行のATMと提携して、そこを利用できるようにしてもらっているのです。
逆に言うと、ネット専業銀行から現金を引き出したりするためには、提携ATMが近所になければ、どうしようもないのです。
ふだん、地元の銀行を使っている人にとっては、盲点になりやすいところです。だって地元の銀行だったら、地元にATMがあって当たり前なのですから……。
どんなに条件がよくても、日ごろの入出金に困るようでは、本末転倒です。
条件ばかりに目を奪われず、利用可能なATMがご自分の近所や生活圏内にあるかどうかを確認しておかれた方がよいかと思います。
(利用可能なATMに関しては各行の公式サイトで触れられています)。
ちなみに当然のことですが、これはネット専業銀行の場合であって、地銀等のネットバンキングの場合には、その地銀等の自前のATMに行けば済むことです。
あくまでネット専業銀行に限ってのデメリットということですので、誤解なきよう……。
ネットバンクのデメリットとして、はずせないのが、セキュリティについてです。
くわしくは当サイトの<【安心・信頼度最強】ネットバンクのセキュリティを調査>を見ていただくとして、ネットバンクがインターネットを利用する性質上、どうしてもネット犯罪への懸念は残ります。
ただし日本では今のところ、ネットバンクに関する重大犯罪はさほど起きていないようです。
警戒は必須。でも、かならず遭遇するというわけでもない。
そこら辺をどう判断するかは、個人の判断、ということになりそうです。
さて、ここからはネットバンクのデメリットについて、見ていくことにいたしましょう。
まずはなんといっても、タイトルの通り――アクセスできないと始まらない!
ネットバンクを利用するには、インターネット上の公式サイトに行って、そこでいろいろな操作をすることが必要です。
ですが、万が一、なんらかの理由で公式サイトに行けなくなってしまったら、どうなることでしょう?
なんと、まったく利用できなくなってしまうのです!
ただし、これは、ネット専業銀行やインターネット支店の場合です。
地銀等のネットバンキングを利用している場合、たとえ公式サイトに行けなくなったとしても、ふつうに近所の支店なりに行って、用事を済ませることは可能です。
つまり、ネット上にしか口座がないのか、それともふつうの本店・支店に口座を持っているのかで、アクセスできなくなってしまった場合のダメージがちがう、というわけです。
アクセスできなくなってしまう例としては、ログインに必要なIDやパスワードをなくしてしまったり、あるいは、使っていたパソコンが壊れてネットに行けなくなってしまった、なんて場合が挙げられます。
しかし、たとえアクセスできなくなってしまったとしても、それほど深刻に考える必要はありません。
IDやパスワードは、手続きさえ踏めば再発行してもらえますし、パソコンにしたって、購入すればなんとかなります(別に中古でも構いませんし、ね)。
ですが、ある程度の期間、利用できなくなることは確かですので、ここではネットバンクのデメリットとしてご紹介させていただきました。